「ここには山がないから、自分が山をつくることに意味がある」とイサム・ノグチは語りました。モエレ沼公園を特徴づけているのは、そのモエレ山と、閃きを得てから55年もの間構想を温め続けたプレイマウンテンです。札幌中心部から公園に向かうとき、家並みの上に出現して、私たちを誘うランドマーク。公園を訪れた人がどうしても登らずにはいられない、2つの山。鳥の目をもたない人間たちは、その頂きに立って初めて、大地の彫刻 の全貌と対面することができるのです。