プレイマウンテンの麓に立ち、西側からのアプローチを強く印象づける造形がテトラマウンドです。モエレ沼公園の中にいくつも屹立する・山・の形態のひとつですが、ステンレスの力強い三角錐に抱かれているのは、地球のように柔らかな表情の緑の半球です。母レオニーをイサム・ノグチがやさしく包み込んでいるのだと解釈する人もいます。そのように、彼の生涯と照らし合わせて作品を見るのも面白いでしょう。 近づき、触り、遠望すると、そのつど視線の先に、また新しい造形が立ち上がってきます。