Archive for 12月 15th, 2012

イサムノグチ庭園美術館への旅

2012/12/15 (Sat) 21:40

MFCの仲間達と久し振りに訪れた秋の牟礼の庭園美術館。
3度目の訪問でしたが、毎回新たな感動に出会える場所です。

 

でも、今回は「寄り道」編です。

モエレ・ファン・クラブの新ロゴや入会案内パンフをデザインして
くれた三善さんと奥様をお誘いし新千歳空港を出発した23日、

同便の航空会社カウンターで宮本さんと安江さんにバッタリ。

後から来る岡田さんを乗せてレンタカーで高松へ向かう予定

だったお二人が、高速バスで移動するつもりだった私たちにも

声をかけてくれました。

ラッキーにも大きめの車への変更ができ、6人での「珍」道中が

始まったのです。

 

岡田さんの到着を待つ間、以前、神戸に住んだことのある安江さん
の案内でランチと車中からの市内観光。

岡田さん合流後は、明石海峡大橋を渡り淡路島を縦断し、いざ夜の

宴会を目指し一路高松へ!

 

といっても、安江さんは明石海峡大橋建設に関わった人。

貴重な 説明やサービスエリアでの記念撮影は欠かせません。

次回は橋塔のてっぺんにも是非上りたい!

 

安全運転順守の結果(後半を運転した宮本さんは、それを許しても
らえなかった、とか何とか言っていますが)到着時間の遅れが発覚。

でもメンバーの過半数で既に盛り上がっている車内は動ぜす。
気の毒だったのは、見知らぬ人達と一緒に乾杯を待たされた現地

在住の安江さんの後輩。

 

穴子のお刺身も初めて食べました!日本酒が合う!!

 

翌日、シンポジウムまでの午前中、岡田さんを除いた「珍」道中5人組

は早起きをして金比羅さまへ。

1200段(実際は本殿までの750段)なんて絶対無理!と思っていたの

ですが、頼ろうと目論 んだ籠は中途までしか上らないのに片道4千円弱

の料金!無料の杖を片手に、途中からは弱音を吐くこともなく(出来ず?)

何とか辿り着いての眺望も目がかすみ・・・

本殿での結婚式の幸せのおこぼれや金比羅さんのオシャレなテナント、

資生堂パーラー「神椿」での休憩、上った人でないと買えない「五人

百姓の飴」、充実した名目ともに本当に「ありがたい」時間でした。

 

日曜日の復路も「珍」道中リズムは崩れることなく、盛り上がりの
まま無事終了。絶妙なコンビであり、道中の運転を担当して下さっ
た安江さんと宮本さんに大感謝です。

モエレ・ファン・クラブで、また「大人の修学旅行」しましょうね!

 

(MFC会員:古谷美峰子)

MFCシンポジウム「パークマネジメント~モエレ沼公園の未来をつくるために~」

2012/12/15 (Sat) (Sat) 20:36

札幌ドームホテルを会場に開催した、11月20日のシンポジウム「パークマネジメント~モエレ沼公園の未来をつくるために~」に参加しました。
個人的には、週末には「牟礼へのツアー」に出かけ、さらに24日に高松市で開催されたシンポジウム「イサム・ノグチと香川そして札幌」に参加するとあって、なかなか密度の濃いモエレ・イサムさんウィークになったわけです。

 

基調講演は、5年前のシンポジウム「モエレ沼公園の未来図」でもお話しをしていただいた、東京農業大学名誉教授の進士五十八氏です。
前回に引き続きどのようなお話を展開されるのか楽しみにしていましたが、パークマネジメントに関する歴史やその文化的な意義などについて、進士先生の信念あふれるお話を聞くことが出来ました。歯に衣着せぬ語り口で話題の豊富な進士先生、話の枝葉に踏み込むと別の世界に飛んで行ってしまうので、「そこはまた」ということになりますが、それを残念に思わせる進士先生のご講演でした。
お聞かせいただいた様々な事例を通して、間接的にモエレ沼公園のマネジメントに関する多くのヒントをいただいたと思います。

 

2部は、パネラーの淺川氏、北原氏、八木氏、MFCの小林代表、さらに進士先生にも参加いただき、林美香子さんの進行で、モエレ沼公園の管理運営の現状などを確認し、モエレ沼公園のパークマネジメントの方向性などを話し合います。
共通の認識として浮かび上がってきたのは、札幌の宝であるモエレ沼公園のマネジメントは、もはや一公園のレベルの問題ではなく、シティマネジメントの領域にも踏み込んだ問題ではないかということです。そして、それは札幌という都市の生き方そのものにも関わってくるということ。
現状では、残念ながらそのようなパークマネジメントやシティマネジメントに関する総合的な戦略がないのですね。よし、じゃあ総合戦略を作りましょうかというと、それがなかなか難しそうな札幌市の事情なども垣間見えたりします(笑)。これは笑い事ではないのでしょうが。

その課題解決に向けて、小林代表が「市民計画を立案しよう、アメリカのシティマネージャーをもじった指定マネージャーを作りましょう!」との提案もされたので、このシンポジウムを機にMFCとしての知恵をひねらなければならないと感じた次第です。
私たちの活動も来年で10年を迎え、方向性や役割を再考する時期に来ています。

 

以上、ごく簡単な報告でしたが、これを読まれてもよく分かりませんよね。

シンポジウムの記録は、近い機会に冊子としてまとまる予定ですので、どうぞ楽しみにお待ちください。