アメリカ・アトランタからキュレーターのMonica Obniskiさんが来園

2023/09/26 (Tue) 12:57 (Tue) 12:57

9月22日(金)、アメリカ・アトランタにある美術館「ハイ・ミュージアム」からキュレーターのMonica Obniskiさんが来園され、モエレ沼公園の宮井和美さんとともに、MFCメンバー3人が一緒に公園をご案内しました。
現在、「ハイ・ミュージアム」では2026年春にイサム・ノグチの展覧会を企画しているとのことです。
その調査のためMonicaさんが来日し、札幌に先立ち、東京や高松(牟礼)、広島等でイサム・ノグチの作品を見学されてきたとのこと。

 

最初にガラスのピラミッドでお会いし、モエレ沼公園が所蔵している模型等を確認、その後は一緒に公園散策に出かけました。
当日は素晴らしい好天に恵まれ、サクラの森やプレイマウンテン、テトラマウンド等をゆっくりと見て回りました。

モエレ沼公園と同様の遊具はアトランタにもあるので、メンテナンスや安全基準への対応等についても意見交換することができました。

昨年に改修されて蘇った「スライドマウンテン」をMonicaさんも滑りました!

 

プレイマウンテンの頂上で5人で心地よい風に吹かれたり、テトラマウンドの芝生の山にも登りましたよ。

 

 

Monicaさんは翌日以降もモエレ沼公園を調査していたようで、充実した調査にMFCが貢献できたと思います。

 

2026年にアトランタ「ハイ・ミュージアム」で開催予定の展覧会に関しては、情報が入りましたら共有させていただきますね。

どうぞお楽しみに。

【参加者募集】9/30(土)モエレガーデンボランティア(雑草抜き)

2023/09/21 (Tue) (Thu) 13:00

4回目の公園ボランティア活動(雑草抜き)を実施します。

今回はレストラン前ガーデンお手入れを行う予定です。
※ボランティア保険申込手続の関係上、ご参加希望の方は9/23(土)迄にご連絡下さい。

 

○開催概要
□日 時:2023年9月30日(土) 10時〜12時30分
※作業10時〜11時30分(予定)
作業終了後ピクニック〜12時30分解散(予定)
□集合:ガラスのピラミッド内 売店前、10時集合
□内 容(予定):レストラン前ガーデンお手入れ
□服装:汚れても構わない服装でお願いします。
※長袖・長ズボン推奨
□持ち物:園芸用手袋、帽子、虫除けスプレー等、道具(公園緑化協会より道具の貸し出しは受けられますが、ご自分の使い慣れた道具があればご持参ください)、昼食、飲み物
□天候:雨天(悪天候)の場合中止
※中止の場合Facebookページ等にてお知らせ致します。
□お申込み・お問い合わせ先(e-mail):moerefan[@]moerefan.or.jp

(メール送信の際は、[@]を@に修正し、送信ください)

氏名、電話番号を明記の上、ご連絡ください。

【8/26】 草のプール、草刈りしてきました!

2023/09/21 (Tue) (Thu) (Thu) 12:59 (Tue) (Thu) (Thu) 12:59

「草のプール」とは、マスタープランでは札幌市のリクエストでスイミングプールが計画されていた場所で、ガラスのピラミッドと海の噴水の間に設けられたレストラン前の「フェスキュー」が植えてある長さ50mほどのエリアのことです。

8月26日、猛烈な暑さの中、3名で作業し、セイタカアワダチソウを中心に除去。

猛暑日、大したことは出来ないだろうと思っていましたが、何だかんだ終わってみると結構な作業量になりました。
我々が作業し始めるとレストラン前ガーデンに開店前の児玉シェフがお花を摘みに現れ、何しているのとお声がけ受ける。続いて小倉マネージャーが現れ、冷えた炭酸水の差し入れ届けていただきました!ありがとうございました!!

↑冷え冷えの炭酸水をいただきました!

 

 

↑作業前の「草のプール」

 

 

↑作業後の「草のプール」

 

【10/29】 -モエレ・ファン・クラブ20周年記念事業-モエレ未来の森づくり2023参加者を募集します!

2023/09/14 (Tue) (Thu) (Thu) (Thu) 17:25 (Tue) (Thu) (Thu) (Thu) 17:25

来る10月29日(日)に、「モエレ未来の森づくり2023」を開催しますが、その参加者を募集します。

このプロジェクトは、モエレ沼公園「サクラの森」の樹木がうまく育っていない場所に、「生態学的混播・混植法」による苗木の植樹と、樹木が混み合い間伐が必要な場所の「馬搬」による間伐を合わせて行うものです。

モエレ沼公園は、「ゴミ処分場跡地」を公園としたために、その植栽環境が悪く、当初の公園造成から30年以上経った今も、樹木がうまく育たない場所があります。一方で、ほかの樹木が育つまでの風除けなどの目的で植えた、強くて成長の早い針葉樹やヤナギなどの樹木が密生してしまい、健全で美しく、生物多様性に富む森づくりを進めるための間伐が急がれる場所が多数あります。

 

このことを解消していくために企画したのが「モエレ未来の森づくり2023」で、「生態学的混播・混植法」の開発をした岡村俊邦さん(北海道科学大学名誉教授)を講師に、そして西埜将世さん(西埜馬搬)をお迎えして行います。

「生態学的混播・混植法」の概要については、下図をご覧ください。

苗木は、皆さんの手で植えられた後に、厳しい環境にも適応したくましく育っていきます。

その仕組みは、当日に岡村先生から説明してもらいます。

 

また、西埜将世さんによる馬搬のイメージは、次の写真を見てください。

馬搬は、人が切った樹木の運び出しなどを馬の協力で行うものです。樹木の運び出しのための道を作らず、そして機械や車を使わないので、とても自然にやさしく、モエレ沼公園にもふさわしい方法でしょう。

今回は、カップとウクルの二頭がモエレ沼公園で働きます。やさしく力強い馬たちが働く姿が公園で見れますよ!

 

 

 

 

 

申込は、チラシに書いてあるように、moerefan[@]moerefan.or.jpにメールでお願いします。

(送信時に[@]の部分を@に置き換えて送信ください)

小学生を含む家族(兄弟姉妹の未就学児は参加可能です)を10組募集します。

昼食や飲み物などは持参し、野外活動しやすい服装や靴でお願いします。

 

 

みんなで一緒に、モエレ沼公園の未来の森を作りましょう!

なお、この事業は今年が初めての取組ですが、今後も続けていく予定です。

「八代克彦氏によるギャラリートーク2023」を開催しました!

2023/09/12 (Tue) (Thu) (Thu) (Thu) (Tue) 17:26

9月9日(土)、建築家の八代克彦さんをお迎えして、モエレ沼公園ガラスのピラミッド3階のイサム・ノグチギャラリーにて、MFC20周年事業の一つである今年2回目のギャラリートークを開催しました。
前日台風接近という予報もあり天候を危惧しましたが、当日はモエレらしい気持ちの良い青空が広がり、およそ40名のみなさまが参加されました。

 

ギャラリートークの最初に、「モエレ沼公園のステキな瞬間:写真募集!」に応募いただいた全作品60点を八代さんが紹介しました。作品からは、投稿者の方が発見したモエレ沼公園の美、大地の彫刻の魅力が存分に伝わってきて、八代さんも来場者も共に感心しました。その中には、モエレ沼公園近隣の中沼小学校5年生からの多数の応募が含まれており、子どもたちの視点や、子どもたちのモエレ愛を実感させてくれました。イサム・ノグチもさぞかし喜んでいるのでは。

 

 

続く「モエレ沼公園に託したイサム・ノグチのメッセージ-21紀の子どもたちへ-」と題した八代さんの講演では、八代さんが札幌市立高等専門学校で教鞭を執られていた平成12頃に、当時学生だった岩村友恵さん・下山千絵さんと共に行った「どうしてモエレ沼公園は一つの彫刻なのか?」「子どもたちに捧げた遊び場はどのような構造なのか?」という建築家らしい視点での研究で明らかになったことの話を中心に、「軸線」、「ビスタ」、「重なり」といったキーワードを示しながら、分かりやすく話していただきました。この時の研究成果は、美しくデザインされた3枚のグラフィックとして簡潔にまとめられています。特に「Isamu Noguchis Genealogical Tree of Moerenuma Park(イサム・ノグチによるモエレ沼公園の系譜)」と題した1枚は、イサム・ノグチの作品(現存も構想も)とモエレ沼公園の相関を示した力作です。

 

 

現在、会場となったイサム・ノグチギャラリーでは、上記の研究成果や下山千絵さんの素晴らしい原画などを展示した「モエレ沼公園のシクミ展」を開催しています。会期は921日(木)の15時までです。ギャラリートークで話されたエッセンスが込められていますので、会期内にぜひ会場に足をお運びください!

MFCの関わりにより、イサム・ノグチギャラリーが活用された好例になったと思います。

 

 

八代先生の講演を聞いて、モエレ沼公園で子どもたちを安心して遊ばせておける理由が良く分かったと同時に、イサム・ノグチの作品要素が多く詰まった集大成がモエレ沼公園だとあらためて実感しました。

ギャラリートークに参加された皆様、ありがとうございました。