モエレ沼公園の保全について、ささやかでも何か持続的な取り組みを考え、MFCでボランティア活動を始めてみてはという事で、6/3(土)午前、3名で試験的に行って参りました。
公園緑化協会さんからのリクエストにお応えし、ガラスのピラミッド正面の広場、ハルニレ植樹升の雑草取り実施。10時-11時半迄の1時間半、3名で一心不乱に作業するも、モリモリ旺盛なスギナを全て片付ける事はできず道半ばで時間切れ、升は33個あるも半分をやり残し引き揚げ。
モエレ沼公園の保全について、ささやかでも何か持続的な取り組みを考え、MFCでボランティア活動を始めてみてはという事で、6/3(土)午前、3名で試験的に行って参りました。
公園緑化協会さんからのリクエストにお応えし、ガラスのピラミッド正面の広場、ハルニレ植樹升の雑草取り実施。10時-11時半迄の1時間半、3名で一心不乱に作業するも、モリモリ旺盛なスギナを全て片付ける事はできず道半ばで時間切れ、升は33個あるも半分をやり残し引き揚げ。
10月10日(土)に、MFC会員のピアニスト奥出かおりさんが企画する楽しいコンサート「みんなで一緒にモエレ秋のコンサート」を開催しました。このコンサートシリーズも回を重ね今回で5回目となりました。
奥出かおりさんがピアノを弾き、その都度素敵な歌手の方をお招きし、奥出さんが愛してやまないオペラの曲なども取り上げて、小さな子供さんのコンサートデビューから大人まで、誰もが楽しめるようにというコンセプトのコンサートです。
これまでは有料で行ってきたこのコンサートも今回は無料♪
コンサート自体が目的ではなくても、たまたま公園を訪れた多くの人にも良い環境で音楽に触れてもらう機会になればと、会場を1階のアトリウムに設定しました。いつものようにAKARIを3個並べて、ゆとりを持ってイスを並べ、ガラスのピラミッドらしいとても気持ちのよいコンサート空間が出来上がりました。
今回お迎えした歌手は、オペラ歌手の川島沙耶さん(ソプラノ)と下司貴大さん(バリトン)のお二人。歌劇弾というオペラを演奏するユニットでの活動も熱心にされている、とてもフレッシュなお二人です。奥出さんに話を聞くと、大学時代から一緒に演奏する機会が多く、二人の息もピッタリなのだそうです。
奥出さんのピアノとともに、歌姫の川島さんが2階のバルコニーから歌いながら登場。この瞬間は主催者の私たちは、いつもワクワクしますが、それは詰めかけたお客さんも同じでしょう。バリトンの下司さんが後を追い、アトリウムを満たすクラシック歌手の生の歌声に圧倒されて演奏がスタートします。
奥出さんのMCを交え、誰もが聴いたことのあるプッチーニの歌曲や、ディズニー映画のメロディ、そして日本の童謡なども交えたあっという間の1時間のステージで、本物の音楽を楽しく、肩を張らずに楽しんで頂きました。一般の方々も、アトリウム後方のベンチに座ってくつろいで楽しんでいました。アトリウムでの開催に、少し不安もありましたが、騒音などの問題もなく、アトリウムを満たす音色に皆さんが魅了される様子を見て、この場所で行って本当に良かったなと思いました。
コロナウィルスの蔓延で、今年は私たちの活動も制限を余儀なくされてきましたし、私たちのみならず様々な文化活動が制限されてきました。少し制限が和らいだ10月、音楽によって楽しく元気な時を過ごしてもらうことが出来ればと、無料でのコンサート開催に踏み切りましたが、MFCらしく公園に豊かな情景を付け加えることが出来たと実感し、奥出さん、歌手の川島さん、下司さんに心から感謝した次第でした。
来年も同様なコンサートの開催を予定しています。どうぞお楽しみに♪
現在、千葉県在住の元事務局員 岡田です。
台風に地震、観光客の激減…北海道は大変なことに
なっているのではないかと、とても心配していました。
北海道にお金を落としに行こうと考えていたところに
「ブラック・スライド・マントラお掃除会&ランチ会」のお知らせが…
これはもう行くしかないね、と10/20(土)から1泊2日の短い期間でしたが
飛行機と宿を予約しました。
札幌中心部はいつもと変わりない風景でした。
札幌に到着してまず向かったのがモエレ沼公園です。
台風により、たくさんの木が倒れてしまったとのこと。
景色が変わってしまったのでは、と心配していたのです。
モエレ山、テトラマウンド、プレイマウンテンに登り景色を確かめ
園内をくまなく歩いて見て回りました。
倒木もほぼ片づけられていたので、以前と同じ風景に見えましたが、
サクラの森のあたりはまだ台風の爪痕が残っていました。
折れるのではなく、根っこごと持っていかれた状態で横たわっている木が何本もあり、
今回の台風の凄まじさを思い知らされました。
辺りにはチェーンソーの音が響いています。
完全に元通りになるには時間もお金もかかることでしょう。
ましてや市の施設です。予算の関係もあることでしょう。
しかし、そこはクオリティを落とさず復旧されることを願います。
MFCはこういうときに頼りになる存在ですよね。
私も微力ながら札幌市にふるさと納税でもしようと思いました。
最後に、ガラスのピラミッド内の「オンファロス」に立ち寄り、
服部さんのご冥福をお祈りしてきました。
寄贈の式典をしたのがつい最近のことのように思い出されました。
翌日10/21(日)、恒例のお掃除会です。
秋晴れの暑くもなく寒くもなく、気持ちの良いお天気で、絶好のお掃除日和。
この日の大通公園は、めずらしくイベントをやっていませんでした。
今回の参加者は14名。みなさん、もう手慣れたものでテキパキとお掃除が進みます。
30分ほどで終了しました。ブラック・スライド・マントラがキレイになって光り輝いています!
最後にみんなで記念撮影。
今回嬉しいことがありました。
滑り台を滑っていた5才くらいの女の子が
お手伝いしたいと、水拭きを手伝ってくれたのです。
こうして活動しているところを見せることで
共感を呼ぶのだな、と思った出来事でした。
あらためて、ブラック・スライド・マントラは子どもから大人まで、
みんなに愛されているのだなと思いました。
この場所を大切にして行きましょう。また来年、お掃除しに来ますから。
来年、赤いジャンパーの集団を見かけたら、あなたも参加してみませんか?
飛び入り大歓迎です!
その後、札幌ビューホテル大通公園に場所を移してランチ会。
労働後の昼間から飲むビールの美味しいこと!2杯も飲んじゃった。
(すみません、写真なしです…)
ちょっとほろ酔い気分で、名残り惜しく新千歳空港に向かったのでした。
1泊2日の札幌への旅は、モエレづくしの充実した旅となりました。
6月16日(土)に、武満徹生誕88年記念コンサートをガラスのピラミッドのアトリウムで開催しました。数日前から6月にしては珍しい寒さとなり、お客様にカイロを用意しなくては・・・とドキドキしていたのですが、土曜日は良い陽射しに恵まれ、暖かいアトリウムに多くのお客様をお招きすることができました。
演奏家には、MFCではお馴染みとなったフルートの小泉浩さん、ピアノの柴田千賀子さんの素晴らしいお二人、さらに小泉さんと旧知の山崎衆さん(元札響のフルート奏者)を客演にお迎えしています。
ピアノソロで6曲、フルートソロ等で4曲と、演奏曲の全てを武満の作品とする演奏会は全国にもそうはないでしょう。また、武満の初期から遺作まで、幅広く武満の世界を俯瞰できる曲目構成です。お客様は、このコンサートのために仙台や東京、遠くは滋賀県からもいらしていました。
会場に大きな「AKARI」を4つ並べ、まだ外は明るい18時に「雨の樹素描」でコンサートはスタートしました。大江健三郎の小説に発想を得たピアノ曲ですが、柴田さんの演奏が始まると、会場は一気に武満の世界に。この曲もそうですが、武満の作品は想像力を喚起させる詩的なタイトルが多いですね。
2曲目に小泉さんが登場し「ヴォイス」を。瀧口修造の詩の断片(声)と演奏を合わせる実験精神旺盛な作品で、小泉さんの演奏の真骨頂でもあります。以降、お二人は交互にソロを弾き合うかたちでコンサートは進行します。「2本のフルートのためのマスク」では、山崎さんが客演し、この曲だけ小泉さんとの2重奏です。マスクとは仮面劇のことですが、この仮面は能面でしょうか。
当夜のピアノ曲の白眉となった「閉じた眼Ⅱ」が終わり、最後の演奏は武満の遺作となったフルートソロの「エア」。
「エア(air)」とは歌(アリア aria)のこと、と小泉さんは説明します。
歌いたい、もっと歌いたい、と死の直前まで音楽創造に向き合った武満の気持ちが込められているそうです。
外はすっかり日が暮れて、「AKARI」の柔らかい光がアトリウムにぼうっと伸びています。
音(歌)と空間が渾然一体となった9分間の演奏で、コンサートは幕を閉じました。
(T.T)