3月14日に開催予定の「イサム・ノグチ・ギャラリー ギャラリートーク2020」ですが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し、延期することとしました。
ご参加を検討いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、御理解のほどよろしくお願いいたします。
3月14日に開催予定の「イサム・ノグチ・ギャラリー ギャラリートーク2020」ですが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し、延期することとしました。
ご参加を検討いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、御理解のほどよろしくお願いいたします。
設計統括者としてモエレ沼公園の造成に尽力した川村純一さん(建築家、当会理事)をメインスピーカーに迎えた「イサム・ノグチ・ギャラリー ギャラリートーク2020」を3月14日(土)に開催します。
イサム・ノグチと親交の深かった川村純一さんの話をお聞きし、川村さんが1988年に撮影した生前のイサム・ノグチの貴重な映像もご覧いただきます。(初公開)
イサム・ノグチの情熱が込められたこの公園を、どのように未来へつないでいけばよいのでしょうか。
みなさんと共に考えていく機会になればと思います。
是非早春のモエレ沼公園に足をお運び下さい!
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「イサム・ノグチ・ギャラリー ギャラリートーク2020」開催概要
○日時: 2020年3月14日(土曜日)14時00分~15時30分
○場所:モエレ沼公園ガラスのピラミッド3階
イサム・ノグチ・ギャラリー
○メインスピーカー:川村純一
○スピーカー:小林英嗣、林美香子
○聴講無料
○主催:特定非営利活動法人モエレ沼公園の活用を考える会
(モエレ・ファン・クラブ)
○協力:公益財団法人札幌市公園緑化協会
○後援:札幌市、札幌市教育委員会
○お問い合わせ先:モエレ沼公園の活用を考える会
moerefan@moerefan.or.jp
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12月に入り厳しい寒さが続いていましたが、当日は穏やかな晴れ。
モエレ沼公園は、うっすらと雪化粧しています。
MFC会員の奥出かおりさん(ピアノ)が企画するコンサートシリーズ。
4回目の今回は、オペラ歌手の前田奈央子さん(ソプラノ)と岡元敦司さん(バリトン)が新たに登場しました。
会場のスペース1に、大きな「AKARI」を置いてお客さんを迎えます。
一部はお二人の歌や奥出さんのピアノをしっかり聴いていただく構成。
男女二人の歌い手となったことで、プッチーニやモーツァルトの歌曲の2重唱など、迫力ある充実したプログラムになりました。
このような会場で身近に歌声を聴くのは、ほんとうに贅沢です。
可憐な前田さんや表情豊かに熱演してくださった岡元さんの歌声は、子供たちの心にダイレクトに届いたのではないでしょうか。
二部は会場をアトリウムに移します。
歌手のお二人は、やや若いサンタクロースと少しお茶目なトナカイになって登場。
会場は一足早いクリスマスとなり、子供たちもステージに集まって、みんなで歌って踊って、いつもながらの笑顔一杯のコンサートになりました。
楽しいコンサートが終わると、冬のピラミッドはもう静寂な雰囲気に。
オンファロスの水音が小さく聴こえ、ピラミッドは内側からほのかに照らされてなんとも美しい。
きれいですね~と、スタッフ同志で話をしながらモエレを後にしました。
10月20日開催の「イサム・ノグチ・ギャラリー ギャラリートーク2019」について、参加された建築家の鈴木理さんから感想が寄せられましたので、ご紹介します!
イサム・ノグチギャラリー ギャラリートーク2019に参加して
秋晴れの爽やかな天気の中、およそ1年ぶりにモエレ沼公園に到着。
ギャラリートークのテーマは「イサム・ノグチからのバトン」。
メインスピーカーは私の建築の師匠である松岡拓公雄さん。
松岡さんのお話は、いつも楽しいエピソードを織り交ぜなから、ズバッと大きな視点を与えてくれていて、引き込まれます。
また、斉藤さん、武市さんからはニューヨークでのイサムノグチ財団とのお話もあり、日曜の朝を楽しく過ごすことができました。
イサムノグチさんが亡くなったのは1988年ですので、すでに30年前からバトンリレーはスタートしています。
私自身は、30代前半にガラスのピラミッドの設計監理担当者の一人として関わってから早いもので16年ほど経過。当時は、遠い先のことと思われたメンテナンスのことなどが、次第に現実的な課題となりつつあることを、汚れたガラスや散見される錆などを見ながら痛感した次第。
ここに来るたびに感じる伸びやかさ、大地や大空を感じる空気感は継承されており、子供たちは楽しげに走り回っている。変化は必然で、細かいことには囚われないようにとの思いと、神は細部に宿るというデザインの精神をどう維持するか、自分もなんらかのバトンを引き受けられるのかと、建築設計者として考えさせられるギャラリートークでした。
(鈴木理さん/MFC会員)